同じ意味に思える「有機野菜」と「無農薬野菜」。
実は全くの別物です。
有機野菜と無農薬野菜の違いを知っていると食品選びを失敗しませんよ。
目次
有機栽培と無農薬栽培の違いは有機JAS規格に適応しているか
「有機(オーガニック)○○」は、農林水産大臣が制定した有機JAS規格に適応している明確な基準で表記されます。
有機とオーガニックは同じ意味です。
有機野菜とは有機JAS規格に適応して生産された野菜のこと
有機野菜(オーガニック野菜)とは有機JASマークのついた野菜のこと。
法律で定められた有機JAS規格に適応した生産が行われ、登録認証機関の検査を受け合格した事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。
有機JAS規格に認証さているもののみ「有機・オーガニック」の表記が可能です。
有機JAS規格では一部の農薬の使用は認められており、農薬を使う場合もあります。
2020年7月からは肉などの加工品に関しても「有機・オーガニック」表記をするには有機JASマークが必要になります。
国の基準があるから安心だね!
無農薬野菜とは農薬を使っていない野菜のこと
無農薬野菜「農薬を使っていない」野菜のことです。無農薬であるかどうかは事業者の判断によるものであり、第三者による基準がないため「無農薬」表記は禁止されています。
「無農薬」の表記は基準がないから、買うのは避けようね!
有機JASマークとは自然の力で生産された食品を表すマーク
農薬や化学肥料などの化学物質に頼らず、自然界の力で生産された食品を表したマークのこと。
農林水産大臣が制定した有機JAS規格に適応した栽培を証明しています。
有機JASマークを貼るには登録機関による認定が必要です。
まとめ:有機JASマークを確認しよう
有機野菜と無農薬野菜の違い
- 有機JAS規格に適応した野菜が「有機野菜」
- 「無農薬野菜」表記には規格がないため表記は禁止されている
有機JAS規格に適応していれば「有機野菜」と表記します。
「無農薬○○」の表記は禁止されているので、もし見かけても買わないように気をつけてくださいね。
有機野菜を食べたいのであれば「有機JASマーク」が貼られている商品を要チェックです。